こんにちはKitokito(@kitokitoworld)です。
ニースの美術館の中でもオススメの美術館の1つシャガール美術館。シャガール美術館はシャガール自身が生前に配置などを決めたため配置にまったく無駄のない綺麗な美術館になっています。
今回はそんなシャガール美術館の紹介です!
シャガール美術館の概要
正式な名称を「国立マルク・シャガール聖書の言葉美術館」というシャガール美術館は、シャガールの描いた旧約聖書をモチーフとした大作「聖書のメッセージ」があるのが一番の特徴です。
シャガール自身はユダヤ人で「聖書のメッセージ」にはユダヤの境遇が反映されています。マルク・シャガールについてはこちら。
そんなシャガールの作品を扱うこの美術館は1966年にオープンし建築はアンドレ・エルマン(1908-1978)が選ばれました。バランスの良い美術館をシャガールの意見を取り入れつつ完成させました。
美術館の開館時間・入場料・オーディオガイド
閉館日:火曜日
開館時間(11月~4月):10時~17時
閉館時間(5月~10月):10時~18時
入館料:大人10ユーロ、団体(10人以上)8.50ユーロ
入館料無料:18歳以下、26歳以下(EU市民、または学生ビザ)、第一日曜日
オーディオガイド:無料(入館料がただの方は2ユーロをチケット売り場で払います。)
シャガール美術館へのアクセス
シャガール美術館へは歩いても行くことができますが少し遠いです。そのためニースに走っているLignes d’azurのバスで行くことがオススメです。
Lignes d’azurの15、C、F、N2でMusee Chagallのバス停で下車です。マセナ広場には15番が通っています。
バスの乗り方についてはこちらを参考にしてください。
シャガール美術館の絵画
こちらが正面の入り口。公式ページによると
はじめに神はエデンの園を創造しました。そのため人々が美術館に入る前に庭があることは当然のことです。
なので入口から完璧に設計されている美術館になっています。
はじめの建物はチケット売り場とショップがあります。
ここからがシャガールの宗教画の大作「聖書のメッセージ」です。
音声ガイドと共に鑑賞すると展示の順番やシャガールの意図、絵の解釈の仕方などを聞くことができるのでオススメです!
もちろん音声は日本語があります。そしてナレーターによって録音されたものなのでとても聞きやすくなっています。音声ガイドをすべて聞いて1時間半ほどです。
旧約聖書をモチーフとしシャガールの心境が良く表れています。広い展示室の真ん中に椅子があるのでゆっくり鑑賞ができます。細部まで見てみると面白いです。
例えばこちらの作品。大きく全体的に見れば天使が隣の2人を追っています。
左の花束ではキャンバス生地が見えていたり、
右は時には細かい描写も見られます。こちらもシャガールの心境や描き方の解説が音声ガイドにあります。
絵のほかにもガラス越しにモザイクがあります。鮮やかな色使いが美しくベンチに座って長く眺めてしまいます。
ステンドガラスも色使いが素敵な作品です。
「聖書のメッセージ」以外の展示物もあります。こちらの作品群も美しい色使いなので見る価値があります。
私が気に入った作品の1つです。こちらは3部作となっておりそれぞれ連続したストーリーになっています。こちらも意図がオーディオガイドでしっかり理解できるので、ぜひここのオーディオガイドで解説を聞いてみてください。
最後に一番奥にはホールがあります。こちらは何もイベントがない場合はムービーが上映されていますが、この上のステンドグラスもシャガールの制作です。シャガールは絵画以外にも才能を発揮していたのがよくわかる作品となっています。
こちらは天地創造で右から1日目~4日目、5日目と6日目、そして7日目となっています。私がいたときはほぼムービーを見ている方だらけでしたがステンドグラスもオススメです。
最後に
シャガール美術館、いかがでしたでしょうか。
入口から完全に設計されている美術館は規模こそ大きくはありませんがシャガールの意図がそのまま感じられる美術館となっています。また20世紀を代表するユダヤ人画家と言われるだけある色使いです。
ぜひニース観光の際に訪れてみてください!
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