フランスで唯一であるデザインシティとユネスコに認定されている産業都市サン=テティエンヌ/Saint-Étienneに行ってみました。
このデザインシティ、日本では名古屋と神戸が登録されています。二都市とも確かにデザイン性が高い街ですがサンテティエンヌもそれに劣らない都市でした。
今回はそんな産業+デザインに優れた都市サンテティエンヌです。
サン=テティエンヌ/ Saint-Étienneの概要
フランス第二の都市、リヨンのお隣の県、ロワール県の県庁所在地であるサンテティエンヌ。
リヨンからは約60km離れています。リヨンから日帰り旅もできる距離です。
人口は約17万人。グルノーブルより少し多いくらい。
もともと産業の都市として発展したこの都市では、リボン、自転車、そして兵器が有名です。
また日本にも支店があり、世界で人気があるチョコレート「Weiss」の創業がここサンテティエンヌです。1882年創業で、完成までのすべての工程を自社で行うヴェイスのチョコレートはまろやかな口当たりに加え後味がすっきりしているのが特徴です。是非買ってほしいです。笑
この街のもう一つの特徴といえば、産業に並行しているものですが、トラムや鉄道も重要です。元々路面電車が走っていたこの街では線路幅が1mというかなり狭めトラムが通っています。
博物館/ 美術館は
産業芸術美術館/ Musée d’Art et d’Industrie
鉱山関係の施設もあります。
具体的な観光・ホテルは便利な【トリップアドバイザー】をどうぞ。
【トリップアドバイザー】
の表記ではサンテティエンヌではなくてサンティエンヌと少し違うので日本語の検索ではなかなか引っかかりませんでした。
サンテティエンヌへのアクセス
空港経由の場合だとリヨン空港からシャトルバスがあります。
そしてパリからだと毎日直行便があります。(6時15分、10時14分、12時14分、18時14分)
リヨンからはTERで40分くらいで着きます。
TERは席指定や時間も一応指定されているだけなので、乗り遅れえる安心な乗り物です。笑
サンテティエンヌを街歩き
秋のバカンスに実際にサンテティエンヌへ行ってみました。
朝7時の電車にリヨンから乗り、サンテティエンヌに向かいます。
想像以上に早く着きました。
そしてシンプルな駅が多いフランスには珍しい色のついた綺麗な駅が。
フランスでは駅が街の外れにあることが多いです。サンテティエンヌも同様に少し外れにあるのですが、街のはずれからこのデザイン性。これは期待できる!
トラムもかっこいい!
ちなみにこのトラム100年近くの歴史を持ちます。また先に述べたように1mの線路幅なので車体も細め。
チケットはこちら。駅に券売機が設置してあります。
事前にネットで調べていったのですが、その情報は古く今はタッチパネルでした。
若干反応が悪いタッチパネルで3回くらいやり直して購入しましたが購入方法が実にシンプルです。
トラムの中。
サンテティエンヌはそんなに大きくなく路線も限られているので目的地へはすぐ到着することができます。
近代的な建物も並ぶ街並みです。
なんでこんなおしゃれなんでしょう。笑
中心広場です。この教会も特徴的な建築の一つらしいですが入ることはできませんでした。
他の教会ではこんなステンドグラスもあったり。教会にここまで斬新なステンドグラスがあるのは初めて見ました。
市街地は暗めの石が使われていて落ち着いた雰囲気の街です。
またデザインと密接に結びつくのがこの産業。
リボンが有名な街なのでリボンの機械や
デザインを見ることができます。
また自転車の展示などもありますので個別記事に書きたいと思います。
さて、近代的なデザインの方はこちら
Cite du designにて見ることができます。
建物そのものが芸術であったり、隣にデザイン学校が併設されているななどサンテティエンヌがいかにデザインに力を入れいるかがわかります。
私の新居
そして忘れてはならないみんな大好きチョコレートをすべて自社で製造するサンテティエンヌのWeiss(ヴォイス)。
このヴォイスチョコレートはまろやかな口当たりと思っている間にスッと消える後味すっきりはチョコレートです。
思った以上に高くてびっくりしましたが、買って損はなかったです。
日本にも支店があるので是非日本で試してみてください。
サンテティエンヌは隣に大商業都市リヨンがありながらも独自の魅力を築いてきた街でリヨンにはない魅力が多い街です。
オススメの街なのでぜひどうぞ。
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