「美食の街」と知られるフランス第2の規模を持つリヨンは「絹の街」、「金融の街」、「ハイテクの街」と様々な呼び名があります。また映画の父、リュミエール兄弟がリヨン出身のため、映画の街とも知られています。
ソーヌ川に沿って存在するリヨンの旧市街地である「VIEUX LYON」をはじめ、フルヴィエールの丘にいるリヨンを見守る金色の「マリア像」、「絹の丘」のクロワルース、そして数々存在する「だまし絵」などなどリヨンにはさまざまな観光地があります。
さて今回はそんな様々な側面を持つリヨンをより輝かせてくれるイベント、「光の祭典/ Fête des lumières」についてお届けです。
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光の祭典/ Fête des lumièresとは
光の祭典/ Fête des lumièresとは毎年、12月8日を含めた4日間、リヨンで開催される光を用いる祭典です。
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この祭典ではフランス国内に限らないアーティストの作品がリヨン市内を輝かせます。アーティストの作品はもちろん毎年変化するので毎年違った作品が楽しめます。
またリヨンの人々(Lyonnais)にとって最も重要な12月8日は忘れてはなりません。この日はリヨンの人々が窓にロウソク(Lumignons)を並べマリアに感謝の光を届けます。
12月8日とは
光の祭典の起原は1852年まで遡ります。
1852年に今の黄金に輝きリヨンを見守るマリア像の就任式が9月8日に予定されていました。
しかしソーヌ川の洪水によってその就任式は変更になり12月8日になりました。
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この写真の黄色いポストの斜め上にある2つあるこの四角いところはここまで洪水が来たということを表します。
しかしその12月8日も悪天候に見舞われることとなります。そこでリヨンの人々は窓いっぱいにロウソクをともし、聖母マリアに無言の祈りと感謝の心をささげた…
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教会のロウソクです。
これが伝統となり現在まで残ります。
また1999年より12月8日を含む4日間、光の祭典が開催されることとなり世界有数の光の祭典としてその名を世界へ広めました。
光の祭典/ Fête des lumières 2017
2017年は12月7日~10日の4日間でした。
12月7日~9日は20時~24時、10日は19時~23時のライトアップでした。
2017年の光の祭典はコースが3つ用意されてました。
- フルヴィエールの丘とリヨン旧市街を巡るコース
- ルイ14世のあるベルクール広場からリヨン市役所まで巡るコース
- 絹の丘クロワルースからルイ14世のいるベルクール広場まで巡るコース
日本語のコース名は勝手につけました。
いずれのコースも観光地をばっちり抑えているコースです。
距離は大体3kmほど、所要時間はいずれも2時間~3時間です。
ここからは簡単にハイライトを。詳しい記事は個別で用意します。
フルヴィエールの丘とリヨン旧市街を巡るコース
一番おすすめであるコースがこちらのコース。
そして一番人が多いのもこのコース。
おそらく例年人が多いであろうこのコースは12月8日に行くことをオススメします。12月8日はフルヴィエールの丘にある大聖堂にて大きなメサが行われます。
またこんな景色が一望できます。
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8時にここにいるとリヨンの各地にある展示の音響が聞こえてくるかもしれません。
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本物の馬が出てきたり、
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教会が見たことのない色に変身したり
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駅舎に直接プロジェクションマッピングしちゃったりします。
ルイ14世のあるベルクール広場からリヨン市役所まで巡るコース
リヨンの中心に位置しルイ14世の像があるベルクール広場から始まります。
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天気をテーマにした展示や
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パックマン。建物をうまく利用していい作品。
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ベルクール広場。ルイ14世が光のマントをつけています。
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市役所の周りもプロジェクションマッピング。
プロジェクションマッピングはもちろんのこと、音響技術もすごい。
絹の丘クロワルースからルイ14世のいるベルクール広場まで巡るコース
残念ながらこのコースは行けていないので写真はあまりないです。
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フクロウの風船みたいなものを音楽に合わせて動かすものや、
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赤色に染まる共和国通り。
クロワルースの方向にはまだまだ展示はあったそうです。
一番のオススメはやはりフルヴィエールの丘とリヨン旧市街を巡るコースです。
フランスを訪れる際は是非どうぞ!
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