こんにちは、リヨンのKitokitoです。
フランス人はハイキング好きが多いということは有名な話ですが、今回はそんなフランス人に教えてもらったオススメのハイキングスポットであるピュイ=ド=ドーム/Puy de domeという山に行ってきましたのでその紹介です。
日本の山(富士山は別)と違った特徴を持つので自信をもってオススメできるスポットの1つとなっています。
ピュイ=ド=ドームの概要
ピュイ=ド=ドームと聞くとフランスを構成する県の一つを思い浮かべるかもしれませんが、その通りでその県名の由来となった山となっています。
本当はoの上に^が付く、Puy de Dômeですが細かいことは気にしないでおきましょう!
この山は死火山、日本では死火山と呼ばず休火山と呼ぶようになった火山です。
その火山の溶岩ドームに登ることができ、山脈ではないので360度見渡すことができる山です。標高は1464mですが、麓から山頂まで山岳鉄道が運営されているので簡単に登れることがフランス人から人気な理由の一つでもあります。
登ると結構きつい坂道が待っているようなのでよっぽどでない限り山岳鉄道をお勧めします。笑
ピュイ=ド=ドームへのアクセス
ピュイ=ド=ドームの最寄りの大きい街は、クレルモン=フェラン/ Clerment-ferrand という街です。
クレルモン=フェランの記事はこちら。
この街はピュイ=ド=ドーム県の県庁所在地だけではなく、旧地域圏(州みたいな)のオーヴェルニュ地域圏の首府でした。現在はオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏を構成する主要都市になっています。
リヨンと同じ地域圏なのですが電車、バスともに2時間半かかります。飛行機もあるようですが、待ち時間や空港までの移動時間を考えればそんなにメリットはないと思います。
パリからだと電車で3時間半、飛行機で1時間の距離にあります。
そのクレルモン=フェランからは春~秋にかけ、Navetteと呼ばれるバスがピュイ=ド=ドームの麓まで運行されているのでそのバスに乗って行けます。
Navetteとはフランス語でシャトルを意味するのでシャトルバス、そのままの意味です。
料金はなんとふつうのクレルモン=フェランでのトラムやバスと同じ料金。私が行った時は一番安い券(有効時間1時間程度)が1.5ユーロで購入できました。破格すぎる。
このチケットはトラムやバスの券売機で買えるほか、運転手から直接購入することもできます。券売機ではクレジットカードが使えるので私は券売機で2枚(往復分)を購入しました。
街をトラムやバスで観光する方は1日乗車券がオススメです。乗車の際は打刻機に通すことを忘れずに。忘れたら使いまわせちゃう。
一般的にこういった券は購入してからではなく打刻機に通してから指定の時間なので券売機でも安心して購入できます。
さて2017年のNavetteの運行は秋のバカンスで終わってしまったので次は雪が溶けてからの運行になりますが、わかり次第運行表を更新したいと思います。2017年もPDFで時刻表をダウンロードできました。T2Cというトラム、バスの公式ページはこちらです。
バスに乗ること30-40分くらいでピュイ=ド=ドームの麓駅に着きます。ここからは歩くか山岳鉄道に乗るかを選択でき、大体が山岳鉄道に乗ります。
山岳鉄道のチケットは駅に設置されている券売機、またはここのページから購入できます。
ネットでの購入は10%割引です。
2017年時点での往復料金(ネット購入)は
- 大人:11.07ユーロ
- 子供(4-12):5.58ユーロ
- 家族(大人2名、子供2名):29.70ユーロ
- ワンちゃん:3.15ユーロ
1時間に1本の運行で麓は00分発、山頂は30分発です。
ピュイ=ド=ドームへ行ってみた
時間的に1時間以上の暇があった私は街を散策して街の中心広場からシャトルバスに乗ることにしました。
バス停にNavetteの時刻表が貼ってありましたら正解です。券売機も近くにありました。
山道をひたすら走ること30分。
なんかすごいところに来てしまいました。アジア人率1%以下。
画像で見えるのがピュイ=ド=ドームで山岳鉄道がとまっています。
ネットで購入したチケットのバーコードを表示させ運転手に読み取ってもらった後に乗車。朝のピークの時間だったのとバカンス中ということもあって人が多かったです。
この鉄道は途中もかなり綺麗な風景を見えることができることです。
この写真は帰りに取ったもので人は少ないです。行きは写真を撮れないくらい人が多かったです。
座席は1列と3列シートがありますが、3列シートの方が景色が綺麗なので1人でも3列シートがオススメです。
料金表にわざわざワンちゃん料金があるのはわんちゃんも一緒に山頂へ行く方が多いからです。私の前にワンちゃんがいてめっちゃ懐いてくれました。
さて山頂についてまず見えるのがこの風景。謎の塔は気象台です。入れません。
右も左もどっち行ったとしても1周できるので好きな方から回ることができます。周りの小さな死火山と草原と地平線が見渡せて本当に綺麗。
遺跡もあったりします。私が大昔の人であったら私もここに神殿作りたいと思うことでしょう。笑
スカイスポーツも行われています。この大パノラマで空を自由に飛ぶ姿は本当に楽しそうでした。
ここでは昼ご飯をもってこればよかったと後悔したのでこれを見ていく方はぜひ昼ご飯を!
駅の隣にあること建物で昼食やおみやげを買えるのでここで食べてもいいと思います!トイレもここにありました。
この日は若干の曇りでしたがクレルモン=フェランはこんな感じで確認ができます。
うっすらとしていても黒い大聖堂ははっきりとわかるほどの存在感でした。やっぱり黒く、目立ちます。
どこを見てもきれいなピュイ=ド=ドームでした。
最後に
ピュイ=ド=ドーム、いかがでしたでしょうか。
ハイキング好きなフランス人にオススメを聞くと聞く可能性も多くなるこのピュイ=ド=ドームは日本人の私からもオススメします!日本の山とは全く性格の異なる山になるので見るもの感じるもの、そしてもちろん周りの人々もすべて違うので、すべてが新鮮。
ぜひ麓の黒い街、クレルモン=フェランと合わせて観光してみてください!
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